引用: http://www.entergram.co.jp/higurashihou/outline.html
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私をヲタの世界へ導いた作品、ひぐらしのなく頃に。
オリジナルの作品は2002年に公開されたノベルゲームですが、コミケで発表以降、様々なメディア展開を行いました。
結果、2000年代のタイトルとして知名度が非常に高い作品となっております。
私は、まさにこの2000年代に本作と出会いヲタクとしての道を切り開いております。
コンテンツ
ひぐらしのなく頃にシリーズ あらすじ
作品全体として古き良き集落で起きる惨殺事件の謎がテーマになってます。
本シリーズでは「○○編」みたいなものが多く存在しています。ちょっとややこしいので、これから見始める人には「どれから見たらいいのやら・・・」状態になります。
ただ、どの「○○編」でも取り扱っている時系列は一緒です。
しかし、みるべきストーリー順序は、いちおう存在しています。
これまで、ほぼ全てのストーリーを網羅した私が、「ひぐらしのなく頃に」の世界をレビューしていきたいとおもいます。
今回はNintendo Switch 最新作である「ひぐらしのなく頃に奉」で取り扱われているストーリーを挙げていきたいと思います。
この投稿は、ひぐらしのなく頃にシリーズのネタバレを含みます。ということは、この投稿を見終えると「ひぐらし」の謎への解答を知ることになります。
ネタバレを構わない方のみ読んでください。
出題編
ひぐらしのなく頃に作品は大きく分けて「出題編・解答編・番外編」の3つがあります。
大体の人は、出題編を一通り見終えて「事件の謎解き」を行います。
しかし、「だれが犯人でどういう行動を取っていたのか」を解けた人は正直いないと思います。だって、普通のサスペンス作品じゃないんだもん。笑
なので、出題編を読んで真面目に考えれば考えるほど謎が深まっていく、ツボにはまっていきます。
鬼隠し編
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編の感想とあらすじ!「嘘だっ!!!」で有名に! ※ネタバレあり https://t.co/h81OPbVGgK pic.twitter.com/JsBaHR7mB4
— 漫画アプリLABO (@mangaappcom) September 5, 2018
「ひぐらしのなく頃に」シリーズに興味を持った人は必ずここから始めましょう。
登場人物の特徴と、世界観をしっかりと伝えてくれます。
私は、この鬼隠し編のマンガを書店で発見して「萌えマンガかなー」と思って読んでいたので、「綿流し」の祭りを境に豹変していく世界に驚きを隠せませんでした。
鬼隠し編では、主人公・圭一が友人(竜宮レナと魅音)を殺害することとなるのですが、説明されない村の謎がどんどんと展開されて行きます。
- レナと魅音がこんなに狂わせる村の秘密とはなんぞ?
- オヤシロサマってなんですか?
- なぜ、毎年綿流しになると殺人事件や行方不明者(神隠し)が出るのですか?
- オヤシロサマの祟り?誰が被害者になるのーーー
- レナって何者?なんでオヤシロサマにそんな執着してるの?
今回展開された事件の謎が解けるのは、ずっと先になるのですがね。笑 でも解答編を見た後だと、事件の複雑性は一番ないシナリオでした。
綿流し編
個人的には綿流し編が好きやねんけど皆さん的にはどうですか??w pic.twitter.com/hscRjrqWIw
— まきも@無課金勢 (@Makimo_427) June 17, 2018
綿流し編では、鬼隠し編で紹介されなかった主人公の友人・魅音の双子の妹・詩音が登場します。
詩音と一緒に主人公の住む村である雛見沢の謎を解き明かすことに挑みます。それに対して、魅音は警戒しています。
綿流し編は、鬼隠し編の次のストーリーという位置づけです。なので大体の人が「鬼隠し→綿流し」というつながりで攻略していきます。
綿流し編では、主人公視点で実際の殺人シーンはなかったと思うので、ショッキングなシーンは少な目でした。
双子の入れ替えトリックがあったので「どこが魅音で、どこが詩音なのか。そもそも、双子なんてほんといるのか?」と、考えれば考えるほど分からなくなるシナリオでした。
綿流し編終盤で、主人公の友人である竜宮レナが事件の謎解きをするのですが中々するどくてビックリです。(鬼隠し編ではあんなに狂っていたのに、今回はめちゃスマート。)
ラストシーンはちょっとしたトラウマでした。
#NintendoSwitch#ひぐらしの鳴く頃に
3週目は魅音ちゃんから、綿流し編でした!アニメでもやっていた話なので懐かしいですねぇ。
でもうちとしては、魅音ちゃんより詩音ちゃん派かな?もう一つの視点の話が好きです でも名前忘れた笑 pic.twitter.com/GuDMyKr3HV— ユキヒメ❄️シノアリス&プレテン❄️ (@yukihime_732) September 2, 2018
結果、このシナリオでは竜宮レナ以外、みんな死んでしまいます。詩音も生き残ったように見えて死んでしまいます。
このシナリオで展開された謎は、
- 魅音・詩音っていったい何者?
- 魅音は何を知っているの?本当のことを話しているの?
- オヤシロサマの祟りって誰が引き起こしているの?
- 行方不明者はどこにいってしまったの?
- 誰が圭一と詩音を殺したの?
- 結局、魅音は生きてるの?
祟殺し編
ひぐらしのなく頃に 祟殺し編の感想とあらすじ!全ての行動が裏目に出てしまう… ※ネタバレあり https://t.co/2Lg9wW1UuN pic.twitter.com/MrwfOwoVv0
— 漫画アプリLABO (@mangaappcom) September 6, 2018
祟殺し編では、同じ学校の少女「北条沙都子」の苦悩が描かれています。
主人公・恵一は、村での沙都子の境遇を改善すべく行動を起こします。しかし、沙都子はそれを良しとせず事態は大変な方向へ進んでいきます・・・。
個人的には祟殺し編が、最もショッキングなストーリーでした。祟殺し編では最終的に
村が壊滅します。
だれも生き残りません。
「え、なんでやねん!」
村が壊滅すべき要素が全くなかったので、終盤で軽くパニックになります。もちろん、主人公・圭一もその流れを把握していないので、読者と同様に「?????」状態になります。
そして、祟殺し編のラストでは圭一がおぞましい捨て台詞を残して死にます。今、思い出しても中々に後味が悪いです。
謎解きを本格的に楽しみたい方は、祟殺し編が一番参考に成ると思います。やっぱり、主人公・圭一が祟殺し編が「事件の謎」の核心に近づいているシナリオです。
竜宮レナが川に流した「ハムスターの死体」はどういう意味をもっていたのか、よーく考えてみましょう。
祟殺し編では、また謎が深まります。
- 沙都子のお兄さんは生きてるの?
- なぜオヤシロサマの祟りは沙都子の周辺で起きてたの?
- 鉄平(圭一が殺害した沙都子の義父)の死体はどこに消えた?
- 鷹野三四(村のナース)は何者?なぜオヤシロサマについてそんな知ってるの?
- 富竹ジロウが首を掻きむしって死ぬってどういうこと?
- 梨花(圭一の友人)が腹を裂かれて殺されたのは何故?
- 村はどうして壊滅した?
- 圭一はなぜ村の壊滅に巻き込まれなかった?
- 圭一はなぜ死んだ?
- オヤシロサマとは何なのか。
- 雛見沢村の人々は一体なにものなのか?
盥回し編
夏休みひぐらし日記10
盥回し編に入って少しだけ進めました。鬼隠しとの分岐です。魅音と詩音が入れ替わったのがわかりやすくなってました。そして、やっぱりレナに嘘をついたらいけません。 pic.twitter.com/cg54g7zZQn— みちしるべ? (@ofrin_revolutio) August 15, 2018
原作では存在しなかった、オリジナルシナリオの盥回し編。
主人公・圭一は文字通り「盥回し」されます。友達も誰も、雛見沢で何が起きているのか教えてくれません。わけがわからないまま、不穏な空気に包まれていきます。
このシナリオでは、出題編で珍しく「魅音」が中心的に動いていました。ネタバレにはなりますが、詩音がまたもや暗躍しております。
終盤では一気にシーンが飛んで、村が壊滅しております。そして今回は、魅音が生き残っています。ひぐらしの謎や展開を知らない人はみんなこのシナリオを見て混乱します。
しかし、謎の解答を知っている人は脳内補完で「何が起きたか」を把握できます。
盥回し編で出題された謎はあまり多くありません。
- 竜宮レナが残したハムスターの謎を魅音はどう受け止めるか
- 圭一周辺の友人は、圭一のことをどう捉えているのか
憑落し編
憑落し編 完 #ひぐらしの鳴く頃に奉 pic.twitter.com/g4Cqd9zKgU
— たかかつん (@takakatsun) August 31, 2018
盥回し編と同じく、オリジナルシナリオです。
祟殺し編と似て非なる本シナリオ。沙都子の不遇さがピックアップされていますが、今回は圭一だけでなく詩音・レナも協力して事態の解決にあたっています。
しかし、お互いが疑心暗鬼になります。仲間同士で殺し合いがいつ起きてもおかしくない緊張感に包まれています。
私は出題編の中で個人的にNo.1です!他のシナリオと比べてテンポが良いのと、出題編の謎の核心に触れています。あと、応援してくる想像上の魅音に泣かされました。そしてレナが強すぎる。
こちらでも、竜宮レナが川に流した「ハムスターの死体」はどういう意味をもっていたのか、よーく考えてみましょう。
憑落し編では、ヒントが多く残されています。
- 雛見沢村壊滅となった大災害の前後で人が激しく動き回っている。竜宮レナは殺害すべき対象となっている
- 誰もが疑心暗鬼に陥った結果、殺し合いが起きる。でも、原因はオヤシロサマの祟り?
- 魅音・詩音のなりすましがあり得ること
- 大災害のさなか、梨花が腹を裂かれて死んでいる(祟殺し編と同様の事実を竜宮レナが確認した。)
- 竜宮レナは勘が良い。(けっこう大事な事実。)
暇潰し編
暇潰し編終了。原作シナリオだけど圭一が出てこない、昭和53年のダム戦争の頃の話。
他の話でもちょくちょく出てた梨花の予知能力のような力が本格的に出てきます。#NintendoSwitch#ひぐらしのなく頃に奉 pic.twitter.com/tVXp3HTCrP— 翔水 (@A_Syosui) August 22, 2018
出題編の一つですが、時系列がほかの作品と全く異なります。しかし、「ひぐらしをなく頃に」シリーズで最も重要な「古手梨花」という人の謎に迫っています。
古手梨花さんの幼少期(?)の話なので、ほかの出題編の6-7年前にあたるのでしょうか?ですので主人公・圭一が出てきません。
本シナリオの主人公は、警察官「赤坂衛」です。赤坂衛が雛見沢村に出張し、「古手梨花」という少女と交流を深めていきます。
このストーリーを一見すると、古手梨花は二面性が浮彫りになり、まるで何もかも「お見通し」のように思えます。ほかのシナリオで、彼女は殺害されていることは少なくありません。ここまで「お見通し」なら何故、殺害される状況から離れていかないのか・・・。
出題編の感想
本投稿では「ひぐらしのなく頃に」シリーズの出題編を紹介させていただきました。出題編のほとんどの時系列は同じで、昭和58年の雛見沢村における綿流しの前後を描いています。
出題編のほとんどは圭一視点です。この視点では謎が謎を呼んでいるのですが、ほかの人の視点だと謎なんかないくらいスッキリしてます。
私はマンガとゲームで出題編を見たのですが出題編の謎を完璧に解き明かすことはできませんでした。
主な謎
- なぜ、雛見沢村が壊滅するのか?
- 詩音が現れたり、現れなかったりするのはどうして?
- 綿流しを期に殺害が多発するのはなぜか?
- 仲間たちが村のことを隠すのはなぜなのか?
- 雛見沢村の人々はどんな人たちなのか?
- 村が壊滅したのに、魅音や圭一だけが生存者となったのはなぜ?
- 竜宮レナはどうしてハムスターの死体を川に流した?
- 詩音と魅音ってなんなの結局?
- 古手梨花っていったい何者?
などなど・・・。
こういった謎は、解答編でほとんど明らかになります。
個人的感想
出題編ではこのミステリアスでサスペンスなストーリーが話題となり人気がでました。世界観も統一感があって、見ている人に緊張と恐怖をあたえてくれた印象です。
私も綿流し編と祟殺し編ラストを見終わった後には、トイレとかシャワーに行きづらかったぐらい怖かったです。笑
寝る前にもふと、「ひぐらしの謎」が頭をめぐってしまい考えてしまうことがしょっちゅうでした。
もう10年も前にPS2のゲームをした話を掘り返しているので、またプレイしてもいいかもしれませんね。謎の解答をすべて知っているので、解答を照らし合わせるためにまた出題編のプレイも悪くないかもしれません。